京都観光どすえ ― 2011年09月23日 13時28分54秒
台風15号ロウキー一過。
通過した地域の方、被害に遭われた方、お見舞い申し上げます。
うちの近辺は、直撃はせずに擦って行った程度。
それでも、川は氾濫直前まで行ったようで、
今回の台風の勢力の大きさが分かります。
日本に近づいてからも大きくなったし、
上陸してからも勢力があまり衰えなかった。
12号台風で甚大な被害があった和歌山、奈良。
地震と原発事故に見舞われた東北地方も直撃。
仮設住宅から、さらに避難を強いられた方とか...
本当にお気の毒で、言葉も無い...
でも...
涼しくなったああああああああああ・゚゚・(゚ー゚*)・゚゚・
もう、涼しくて気持ちがよくて、何でも出来そうな気がする。
* * * * *
ということで、台風の前ですが、二日間京都行ってきましたどすえ。
簡単に写真を列挙。
金閣寺!
小学校の遠足以来?
ほとんど覚えてない。
今回行ってみて、そのコンパクトによく練られた内容に、
脱帽いたしました。
さすがはキング・オブ・ 観光地です!!
山門を入ってちょっと歩いたら、池の向こうに金閣寺がドーン!
ここが最大の見せ場で、撮影スポット。
観光客のみなさん写真撮りまくり。
次に、道なりに歩いて、金閣寺のすぐ脇を行く。
(中には入れないですよ)
金閣寺を通り過ぎてからは、すぐ、小さい山に登りつつ、
その途中に、わき水だとか茶室が。
登りきると、林の中に、茶店。
お干菓子と、冷たいお抹茶。¥500。
お客さん一人一人に、お菓子の説明を丁寧にしてくれる。
(入り口で売ってるから、気に入ったら買ってくれということ)
鳥の鳴き声、林の緑を見ながらいただきます。ああ贅沢!!
茶店を出ると、お土産屋さんの出店が...
「金閣寺限定」商品が、一見さん心をくすぐるくすぐる(笑)
私も、「金閣寺限定落雁」買ってしまいましたよ。ほら!
金閣寺は、小1時間ほどで見学出来て、満足度かなり高い。
本当によく出来た観光スポットです。
* * *
さて、金閣寺を後にして、次は「鈴虫寺(華厳寺)」へ。
ここのわらじをはいたお地蔵様は、お参りすると、
お願いごとをひとつ叶えてくれることで有名だそう。
それ以外、あまり詳しいことは知らずに行ったら、
いきなり、お寺に向かう階段に行列が!!
こんなことになっとんですかあ〜!!!(@o@)
もちろん、せっかくなので、並びましたよ。
お茶と、鈴虫粉末入りのお干菓子(笑)をいただいて、
お寺の方のお話を聞いて、鈴虫を見て、お守りをいただいて、
お地蔵様にお願いごとをひとつ、して来ました。
これがお話を聞いたお部屋。
部屋いっぱいに机が並んでいて、お茶とお菓子がぎっしり。
で、このお部屋にぎっしりの人が、お話を聞いてはお参りし...
一日に、何巡もしています。凄い!
でも、この日はこれでも少ない方だったらしいです。
ここのお地蔵様はわらじをはいておられるので、
お願いを叶えるために、家まで歩いて来てくれるそうです。
だから、お願いする時には、家の住所、番地やマンションの名前、
部屋番号まで言わないといけないんです。
え?私が何をお願いしたかと?
ええと、まあ、漠然とした、絵に関するお願いごとです。
色気もなんもありません。
お願いが叶ったら、お地蔵様にお礼を言いにこないといけません。
* * *
そして次に向かったのは、「苔寺(西房寺)」。
...あ。
知ってる人、もう分かったですかね?
このお寺、7日前までにハガキで参拝の希望を出さないと、
突然行ってもダメなんですよ。
ガイドブック持ってるくせに、よく見てなかったんです。
「鈴虫寺(華厳寺)」に近いから、行ってみるか〜、と。
軽い気持ちで行ったら、とんでもなかったです。
しかも、参拝時には、ただの見学ではなく、
ちゃんと、写経、座禅、等の修行をせねばならんとのこと。
ひ〜!
一緒に行った姉は、「次は事前に申し込みして来ような」と、
言いますが.....
私、ムリ!!!!!!
毛筆で字を書くなんて、ムリ!!!!!!
参拝する前に、お習字習いに行かんならん.....
(>Д< ;)。oO..................ムリッッッッッ!!!
* * *
そして、こういうのも見てきました。
京都造形芸術大学の1年生さんが制作した、ねぶた。
上賀茂神社の外の広場に設置。
すばらしい...
一般の方も大勢見に来られていましたよ。
残念ながら、設置してから雨が降ったので、
紙なので、雨に濡れて破れた部分を修復するのに大忙し。
それでも、綺麗でした。
・・・と、まあ、こんな感じで。
この下の写真の↓黄色いお守りが、鈴虫寺さんのお守りです。
でっかい白い護符は、金閣寺の拝観券です。捨てられない...
泊まりがけで京都に行ったのは初めてでしたが、
二日あると、ゆっくり出来ますねえ。
これはちょっと良いこと覚えたので、また行きたいと思います。
今度はもう少し綿密に計画を練って。
では、お返事タイム!
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やまさん
こんにちはー。
台風15号、被害無かったですか?
フェルメールが外国で人気があるかどうかは、分からないですね。
でも、ひとつ言えることは、世界の中で日本人ほど、印象派以前の古い美術作品を好む国民はいないかもしれません。
私は日本以外では、ヨーロッパと米国の美術館しか行ったことがないですが、どちらの国も、日本と比べてはるかに、近現代・現在進行形の美術を大事にしてますね。
特に米国は国の歴史が浅いので、自国の独自の美術となると、どうしても近現代の作品になってしまうので仕方ないのですが、西洋美術史に残るような名作を山ほど持っているヨーロッパでも、「今を生きている私たちの時代の美術」を、とても大事にして評価しています。これは多分間違い無く、教育による成果だと思います。
欧米の学校は、校外授業でよく美術館に来てます。現代美術館などにも来て、作品のまわりに車座になり、引率の先生の話を聞き、さらに自分たちの意見を言ってディスカッションしています。各自バラバラでメモを取りながら、一生懸命作品を見ている姿も普通です。日本は、自らが制作する教育はされていても、人の作品を鑑賞し吟味し評価する教育は、あまりやってないと思います。
古い作品のみならず自分と同時代の芸術も同等に大事にすること。美術の専門家ではなくても、美術作品を鑑賞し自分なりに評価をする訓練がなされていること。このふたつがあって、専門家だけではなく一般の人の目も通した上で、より優れた作品が後世に残ってゆく...そういうシステムと教育が、特にヨーロッパにはあるのだと思います。日本との違いは、一般の人が芸術を、とりわけ、自分と同時代の芸術を、親近感をもって「自分たちと関係がある」と思っているか、思っていないか、の差じゃないでしょうか。
でも、米国は米国。ヨーロッパはヨーロッパなので。日本には「今の日本に生きている自分たちを反映した美術」があるはずなので、そういう作品を逃さず発見し評価していかないといけないんだろうな、と思います。それにはやはり、教育の果たす役割が大きいですかねぇ。フェルメールみたいに、図像的に一見して何が描いてあるかが分からない現代美術は、解読するための作法を知らないと辛い部分もありますから。
長くなってしまった<(;  ̄ ー ̄)
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というわけで...
ええ、ちゃんとお仕事してますよ。
もちろん、世を忍ぶ本業の方。
ほらね!
(誰に言い訳してるんだー!)
気候も良くなったし、これからバリバリ行きます!!
バリバリ!!!。(゜◇゜)○
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さて、本日も、『ロータスのツボ Part7』更新してます。
今回は、新しい仲間『稲』に大注目!
だってもう、スゴイんですから〜!!!
では、本日はこれにて。
ごきげんようなのだ (ロ_ロ)ゞ
川畑太展&粟ぜんざい対決! ― 2010年12月08日 21時57分09秒
え〜、今年も押し迫って参りましたが。
またしても京都に行って参りました。
第一の目的は、友人ふとちゃの個展を見に。
まだ見てない方はコチラ→『川畑太展』
ギャラリー ヒルゲート
12月7日(火)〜12月12日(日)
12:00AM〜7:00PM(最終日は5:00PMまで)
京都は寺町通の三条通と姉小路通の間にあります。
1階と2階全部に作品展示してあります。
見応えありますので、気に入った方はぜひ!
ふとちゃとは、日本の将来が暗い話や、
いいトシこいて他人様に怒られてショゲてる話など、
けっこうなトホホ話に終始。
でも、一個お勉強した。
現在日本人洋画家で一番値段が高いのは、
K谷K二氏を抜いて、M本S介氏になったんやって。
へー。
* * *
そして、第二の目的。
『粟ぜんざい』食べ比べをして参りました!
覚えておられる方はそうないと思いますが、
今年、東京へ行った時の記事。
『東京への旅2010』(2010年3月10日)
この中で、『竹むら』(東京・神田)と『梅園』(東京・浅草)で、
粟ぜんざいなるものを初めて食べて来ました。
帰って来てからその話をすると、京都人に、
「えー!粟ぜんざいは昔から京都にありますよ〜!」
と、呆れられてしまい、ビックリ!
今までそんなんあると知らんかった!
先日京都へ行ったときに甘味処を見つけるとお品書きを見て、
確かに『粟ぜんざい』があることを確認!!
その時は時間が無かったので食べられなかったけど、
昨日は食べる気満々で行って参りました。
色々検索した結果、ここがどうやら一番人気らしいと踏んだ、
『月ケ瀬』さんへ!
以下、写真&リポート。
外観である。
つくりは落ち着いた京長屋。
小さいお座敷もあり。奥には小さなお庭もあり。
これが月ケ瀬さんの「粟ぜんざい」(¥900)である。
ちょいとお高め。京都の雅価格ということどすか???
分かりやすいように、上にかかってる餡をへつって粟を露出させてみた。
薬味は昆布の佃煮。やはり関西は昆布文化なのだった。
(東京では薬味は紫蘇の実なのである)
さて、いざ賞味!
食べてみた感想。
餡なめらか。クリーミー。餡美味しい!
『竹むら』(東京・神田)も『梅園』(東京・浅草)も、
餡に関しては他の追随許さず。
ぶっちぎり『月ヶ瀬』さんに軍配!
次、粟。
つぶつぶ感はかなり良し。
でも、もっちり感にはかなり欠ける・・・
うーん。
こと、粟に関してだけ言うと、
『竹むら』(東京・神田)、『梅園』(東京・浅草)が上。
(『梅園』はやや粘り過ぎだったけどね)
というわけで総合判定。
1位『竹むら』(東京・神田)
2位『月ヶ瀬』(京都・河原町)
3位『梅園』(東京・浅草)
以上の結果となりました。
やっぱり、「餡は関西」やね。これはハッキリした。
今ベスト・オブ・粟ぜんざいを作るとすると、
「『竹むら』の粟餅に、『月ヶ瀬』の餡をかけたもの」
と言えるかと。
もちろん、薬味は昆布にしとおみ!(←京都弁也)
さて、白熱して参りました、『粟ぜんざい対決』。
次はあなたの街の『粟ぜんざい』が登場するかも!?
全国の粟ぜんざい情報、お待ちしております。
ではまた、次回をお楽しみに!!!
(え、続くの?・・・・・)
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次回予告。
次回は大阪・信濃橋画廊で開かれる展覧会のお知らせ。
しばし待たれよ。
アディオス・アミーゴ!
(o ̄∀ ̄)ノ
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