2011年という年 ― 2011年12月31日 18時42分38秒
前回の記事から1ヶ月たってしまいました。
本日は、2011年最後の日です。
● 2011年という年について ●
・・・はぁ・・・・
もう、2011年という年は、日本という国が、
世界の自然災害と事故の歴史に刻まれることが、
確実になってしまいました。
3月11日以降、当初伝えられていなかった、色んな情報が、
少しずつ、私のような一般人の耳にも入るようになってきていて、
それを聞いていると、ちょっともう言葉もありません・・・
(今年1年間の情報は、日本の新聞やテレビからではなく、主に、日本と外国のインターネットから得てきました。日本の表立ったマスメディアは終わっているので、もはや見る価値も聞く価値も読む価値もほぼ無いです。異論のある方もいらっしゃるかもしれませんが。)
震災の被害に関しては、
亡くなられた方、失われた家や仕事や大切な物は、戻って来ない。
被災された方の現状を想像するにつけ、
私は何の役にも立たないことを思い知る。
阪神淡路大震災が起きた時、
これでこの地方は終わりかと思ったけれど、
それでも、今は街を表側から見ただけでは、
震災の跡は見つけられないくらいに、街は変貌した。
それを元通りなどと言うつもりは無いけれど。
そして多分、東日本大震災の傷跡も、
時間がたつにつれ、ゆっくりと回復するだろうし、そう願いたい。
もちろんそれを元通りなどと言うつもりは無いけれど・・・
たくさんのものを失った方に。
お見舞いと、それでも生きる勇気を。
・・・「がんばろう日本」?
しかし、震災被害と、原発事故被害は、まったく別もの!
原発事故と被害者の方への東京電力と日本政府の対応については、
色々言いたいことだらけですが、もうここでは何も書きません。
ただひとつだけ。
未来から搾取して今を食いつなぐことは、
即刻やめなければいけない
それだけです。
福島第一原発事故後に私が得た知識の中で、
一番衝撃だったのは、原子力発電の仕組みの現実でした。
(今頃知ったことは遅きに失しました)
使用済み燃料の危険を除去して処理する技術も無いままに、
未来の人へ問題を付け回しながら、今の人が甘い汁を吸っている。
原発以外にも、これと同じ仕組みで成り立っている物事の多さに、
事有るごとに思い至ってしまい、
本当になんてことをやっているのかと・・・
甘い汁を貪っている今の人間のひとりとして、いたたまれない。
さあ、そして私に何が出来るのか?
・・・・・・・・・わからない。
でも、自分なりの考えを、自分にしか出来ないやり方で、
カタチにして行かないといけない。
何らかの責任を果たして行かないといけない。
未来を食いつぶして、良い目だけ見て死んでいくであろう、
最低な人間の群れの一人であるからには。
福島第一原発事故により被害を受けている方、
不幸にも命を落とされた方、
原発で事故処理に奔走されている方、
そして、これからじわじわと被害を受けていく私たち。
すべての人に、お見舞いと、それでも生きる勇気を。
● 2011年 作品制作についての反省 ●
今年は、何人かの方から作品の注文をいただきました。
本当にありがたいことです。
それも、「いつものあなたの絵でいい」というご注文。
うちのワンちゃんを、とか、真っ赤なバラを、とかではなく。
こんなに嬉しいことはありません。
点数は少なかったですが、今年描いた作品は、
すべて及第点です。
「これでいいんだ」という実感が沸いてくるものでした。
よい機会を与えていただきました。
では、画像を一挙公開。
以下、お楽しみください。
(画像は無断転載・無断使用しないでください)
『睡蓮 2011』
(油彩・キャンバス 24cmx24cm 2011年/Private collection)
『蓮華のうちわ』
(グアッシュ・水彩紙・竹・和紙/44.0cm×44.0cm 2011年)
『Lotus 201111-K』
(グアッシュ・水彩紙 24.0cmx33.4cm 2011年/Private collection)
『Lotus 201111-C』
(グアッシュ・水彩紙 49.4cmx21.0cm 2011年/Private collection)
以上であります。
来年へつながって行く仕事ができたと思っています。
来年、ちょっとやりますよ。(゜◇゜)○
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それでは今年はこれにて失礼いたします m(_ _)m
ていうか、年が明けたらすぐにまた、
年始の記事をアップするんですけどね(笑)
どちら様も、よいお年をお迎え下さい。
ではまたのちほど!(*´∇`*)
・・・おっとっと、お知らせ!!
『ロータスのツボ Part7』の最終回もアップしています。
ご覧下さいね→『ロータスのツボ Part7』。
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