鴨居玲の日 ― 2006年03月22日 23時17分07秒

このブログ初!!
今日は男前の写真でスタート!!
本日、急きょオフになったため、
神戸市立小磯良平記念美術館へ、鴨居玲展を見に行ってきました。

絵の展覧会で、作家の顔写真のハガキが販売されてるのは、
男前の鴨居先生ならではです。ほほ〜(^_^)
私の卒業制作に大きな影響を与えた(というか、私がパクッた?)
「1982年 私」とも再会してきました。
その当時の自分の心境を思い出して、懐かしいなあと思いました。
当時、なんでこの絵に惹きつけられたかというと、
4年生に上がる前から、私は何をどう描いていいのか、すっかりわからなくなって、
卒業制作を放棄して留年しようかと思ったくらい、追いつめられていたから。
でも、1年やそこら学校に残ったところで、
問題はそう簡単に解決しそうになかったので、
フラフラになって、体を壊しながら、無理矢理卒業制作を描いて卒業し、
逃げるようにして、故郷に戻ったのでした。
「1982年 私」には、その時のどん底の自分と重なる、
追いつめられ感があった。
その当時は私も、鴨居先生のように、
「もうダメだ。もう終わりだ。」と思っていました。
...そして、あれからウン十年。
今もこうして絵を描いている自分がいる。
しかも、当時は考えられなかったくらい、
「大丈夫!」で、「オッケー!」な自分がいる。
それを嬉しく思いつつ、絵を見て来ました。
確かに、鴨居玲と彼の絵が嫌いな人は多いかもしれない。
カッコつけて、ウソつきで、カッコつけすぎて、自死して、
反則技を使った、不純で下世話な画家かもしれない。
でも私にとっては、色んな思いを投影している、
他に取り替えようの無い、大事な作家さんなのでした。
今日、あらためてそれを確認して来ました。
この展覧会には、大学の教室で、
私たちが鴨居先生と一緒に描いた裸婦デッサンも、来てました。
作品のサインの上には、「1983+1 KANAZAWA」と書いてありました。
一般の観覧者には分からない、ほっこりした嬉しさがありました(^_^)
見に行って良かったです。
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絵を見たら、モーレツにお腹がすいて、行き倒れそうになったので、
元町まで戻って、ケーニヒスクローネへ。

いやああああん!!!
こんなに豪華なのに、なぜこれが¥609なの?おかーちゃん!!(/_;)
桜餅入り抹茶ムース+ミニソフト+ドリンク。
でも、「テ・オ・レ」って言ったのに、
「カフェ・オ・レ」が入ってたよ、お兄ちゃん!!(`ヘ´)
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さて、美味しいものを一気食いして、行き倒れを回避したあと、
センター街を、三宮に向かって歩いていると、
またしても鴨居先生に呼び止められました。

わかります?
これ、昔からあるメガネ屋さんなのですが、ウィンドウに鴨居先生の絵が。
(本物よ!!)
もうずーーーーっと前から、ここに飾ってあるのですが、
今日はしみじみ眺めてしまいました。
本日、完璧に「鴨居デー」だったようです(^_^)
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