Overflow2008年06月02日 21時54分13秒


 
 
 
個展からこっち、人の話を直接的間接的に聞くことが続きまして、
 
現在、完全にオーバーフロー状態です。
 
 
コントロールが甘くなって、
 
ちょっとしたことで怒りが爆発しそうになって、
 
自分でも「あ、こりゃ限界」と思ったので、
 
しばらく人からの情報入力をストップします。
 
一方的に記事を書くだけで、
 
ご意見ご感想などいただいても、返事しないかもしれません。
 
「何をえらそうに」「ひきょうもの」「逃げるのか」
 
などなど、ここを読んでおられる方は思うかもしれませんが、
 
そのような「思い」のパワーは、
 
何かご自分の建設的な事柄を達成するためのエネルギーとして、
 
使われた方が、賢明であると思います。
 
 
 
 
とにかく、人疲れしています。
 
直接的にも間接的にも、人の気に相対すると、
 
気力も体力も、すごく消耗します。
 
「人に会って話をすると元気になる」と言う人がいますが、
 
私には、ほぼそういうことがありません。
 
申し訳ないですが、人に会うと、まずそれだけで消耗します。
 
たとえ仲の良い人と会っていても、だんだんだんだん疲れてきて、
 
話の途中でも、席を立って帰りたくなってきます。
 
帰りたい、というよりも、ひとりになりたくなる。
 
「人からのエネルギーが自分に向かって来ないところ」
 
へ、行きたくなる。
 
 
 
黙っていても、そこに居るだけでも発散される、
 
「人の気」は、相当なものです。
 
さらに、相手の話を聞く。相手に向かって話をする。
 
となると・・・
 
話の内容とはあまり関係無く、
 
他人の発散する気力に影響され、圧倒され、それに耐えていると、疲れる。
 
ある限界点を超えると、耐えられなくなってくる。
 
人の気がこちらに向かっている、と感じるだけで、
 
いたたまれない。
 
例えそれが善意から来る、人の気持ちであっても。
 
 
だから、私は、秘かに人の善意を裏切っている。
 
 
 
 
そういうことです。
 
 
 
そして今がまさにその状態。
 
 
 
 
 
個展の総括、反省、なども、
 
自分のペースでぼちぼちやります。
 
私の様子について、気にかけないでください。
 
人にいろいろ言われなくても、分かっているし、
 
ちゃんとやりますから。
 
それくらいの能はありますから。
 
 
 
 
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みやみやさん
 
ブツブツ言わないと、何も出来ないんですってば。
そこを無言でやっていけば、二枚目でカッコイイのかも。
でもまあ、無理!
応援は、気持は嬉しいけど、応援に応える気力が無いので、
「のれんに腕押し」を覚悟でお願いします。
 
 
モッチーさん
 
「やってたんだよ」っていうのは、私が子供を持ったら、
その時には絵を止めてるってことなんですね。
それは無いようにしたいです。他に出来ること無いし。
でも、私は子供を持つことは無いです。もう生物として年齢超過(笑)
・・こういう話を始めると、もっともっと真っ暗な未来について、
語るはめになるので、この辺にしときます(^ ^)
 
 
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近日中に、私が挿絵を8点だけ描いた本について、ご紹介します。
 
一度は、この世に出ることなく、
 
消えるかと思われた、本です。
 
 
 
やっと、出ます。
 
 
 
 

「母語教育という思想」2008年06月07日 23時25分44秒

bogokyouikuhyoshi

(難波博孝:著/世界思想社/2008年/ISBN978-4-7907-1339-5)
 
↑↑本をクリックして「母語教育という思想」特設ページへ↑↑
 
 
 
 
 
 
遂に、本が出版されました!
 
途中紆余曲折あり、5年かかりました。
 
感慨深いです。
 
私が担当したのは、6章ある扉の絵と、最初と最後の絵計8点です。
 
 
 
著者の難波博孝さんは、現在、
 
広島大学大学院教育学研究科の教授でいらっしゃいます。
 
(・・・って、あらためて書くと、偉い人なんだと再認識)
 
 
私とのそもそもの馴れ初めは・・
 
私の絵の師匠が昔教員をしていた頃、
 
同じ学校で国語の先生をされていたのが、難波先生。
 
そして、師匠が立ち上げて、かつて私もメンバーだった、
 
具象絵画のグループ「礫(れき)」のゴッドファーザー(名付親)。
 
(礫(れき)は今もメンバーチェンジしながら活動中)
 
そして何より、説明すると長くなるので省略しますが、
 
「私の絵」が今あるのはこの方のお陰でもある、ある意味命の恩人。
 
それが難波先生です。
 
 
 
難波先生にはいつも個展を見に来ていただいて、
 
(先生がどこに居ようと私がどこで個展していようと無理矢理見に来させて)
 
貴重なご意見を賜っています。
 
美術の世界だけで通用する狭い見方ではなく、
 
「人が生きていくために必要な表現活動」
 
という大きな視点で、絵を見てくれます。
 
美術の専門の人とはまったく違う視点で、
 
非常に的確な意見を述べてくださるので、
 
私は毎回ものすごく頼っていて、あてにしています。
 
国語の先生ですが、その位置に収まりきらない、とても不思議な方です。
 
 
 
今回の挿絵は、最初から、
 
『あなたの絵が欲しいので、ぜひ!好きに描いてください!』
 
と言われて、本当に好きに描かせていただきました。
 
だからこんな変な挿絵に・・・(笑)
 
 
でも、私、原稿を最初から最後まで全部ちゃんと読んだ上で、
 
私の持ってる感覚と、先生の文章から受けた感覚との接点を見つけて、
 
無い脳味噌を絞って構想を練り、絵を描いたんですよ。
 
『しろいぼうし』(あまんきみこ作)というお話が、
 
文中に出てきたからといって、即、「白い帽子」を描く・・
 
なんて、そこらの分かりやすい挿絵とはちょと違いますので。
 
 
本文を読みつつ、
 
「なんでこの章のタイトルに、この絵が???」
 
と、ちょっとひっかかっていただければ、こちらの思う壺です(^_^)
 
 
もし興味のある方は、
 
『母語教育という思想-国語科解体/再構築に向けて-』
 
を、読んでみてください。
 
(でも、専門書です!実は私も理解できないところ多数でした。泣)
 
 
 
 
 
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コメントくださっている方へ。
 
表示はされていませんが、読ませていただいています。
頭が通常モードに戻り次第、お返事書きますので。
もう少々お待ち下さい。
m(__)m
 
 
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もし本を購入希望の方がいらっしゃいましたら、
 
『母語教育という思想』特設ページから、ネット書店のリンクがあります。
 
よろしければご利用下さい。
 
 
 
というわけで、今日はこれにて失礼します。
 
m(__)m