平沢進 LIVE PHONON 25512008年12月04日 15時52分50秒


 
(↑写真をクリックすると大きくなりますです)
 
 
 
みなさまこんにちは!(^_^)
 
本日は久しぶりに、
 
『ついて来れる人だけついて来なさい!』シリーズです。
 
 
2008年11月28日(金)・29日(土)
 
『平沢進 LIVE PHONON 2551』
 
 
2Days行って参りました!
 
その狂ったリポートをこれから繰り広げたいと思います。
 
興味の無いほとんどの方は、ここでさようならm(__)m
 
またのお越しをお待ちしております。
 
 
 
 
 
 
じゃあ、残った人たち!!
 
覚悟は出来てるかーい???
 
行くぞーーーーーっっっヽ(^。^)丿
 
 
 
(リポートは気が向いた時に随時更新中)
 
 
 
 
 
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平沢進 LIVE PHONON 2551(初日)
 
2008年11月28日(金)19:00〜 東京キネマ倶楽部
 
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演奏曲リスト (()内は収録アルバム)
 
01. TOWN-0 PHASE-5 (救済の技法)
02. ロケット (サイエンスの幽霊)
03. RIDE THE BLUE LIMBO (BLUE LIMBO)
04. Archetype Engine (Sim City)
05. 達人の山 (賢者のプロペラ)
06. 作業 (愚者の薔薇園) (賢者のプロペラ)
07. 帆船108 (BLUE LIMBO)
08. 新曲1 (2009年発表予定新譜)
09. 新曲2 (2009年発表予定新譜)(間奏ギターはIce9使用)
10. 庭師KING (救済の技法)
 
(ここでマシントラブル発生。The Musical Tesla Coil Zeusaphone Z-60、次の曲のイントロを演奏できずにストップ)
 
MC
「やって参りました...パソコンがフリーズしましたのでただいまから再起動タ〜イム!」「これ?」「あれ...」「こっちでは出てたのに...」「ああ...」「ちょと待ってね...」「マイク切って下さい」「待って損はさせませんよ」(不敵に微笑む) など。
 
11. 夢みる機械 (サイエンスの幽霊)(今度は成功!超絶美しい青い放電光がっっ!)
12. 課題が見出される庭園 (賢者のプロペラ)
13. Kingdom (SWITCHED-ON LOTUS)
14. Nurse Cafe (SIREN)
15. CODE-COSTARICA (白虎野)
16. 賢者のプロペラ 3 (SOLAR RAY)(デストロイ!ギターはPhoton使用)
 
(デストロイ中Photonを床に立てながら、苦笑いしてたのはなぜ?ひょっとしてPhoton床置き用お座布が用意されて無かった???)
 
17. 救済の技法 (救済の技法)
 
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アンコール
18. パレード (白虎野)
 
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MC
「きみたち、さっきの放電の意味はわかっているだろうな?
 外は江戸時代だ。
 さあ、く...(噛んだ!)黒船が来る前に帰りなさい。」
 
 
 
 
 
 
 
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さて、ここで説明しておこう!!(^-^)/
 
 
 
MCの中の、「さっきの放電の意味」とは...?
 
 
本日、ヒラサワライブ史上初お目見えした楽器(?)
 
The Musical Tesla Coil Zeusaphone Z-60(↑上の写真参照)
 
このマシンは、ニコラ・テスラ(1856-1943年 今も母国セルビアのお札にその肖像が、空港にその名前が、使われている)という科学者の方が考案した、Tesla Coil(=テスラ・コイル=高周波・高電圧を発生させる共振変圧器)が使用されています。で、そのニコラ・テスラさんなんですが、色々怪しい逸話を残された、いわゆる『マッド・サイエンティスト』でもあらせられまして、1943年米海軍が、件のテスラ・コイルを使って、"軍艦をレーダーから見えなくする実験"(=フィラデルフィア計画)をした折り、『軍艦が一度消えてまた現れた!(テレポーテーションした!)』という、トンデモ話が残されているんです。(この年は彼の没年でもあり、テスラさんは実験には直接かかわっていないようですが)
そいうわけで、ニコラ・テスラを敬愛するヒラサワさんは、「Tesla Coilがスパークしたライブ会場は江戸時代にテレポーテーションした。ゆえに『黒船が来る前に帰りなさい。』」とのたまわれたわけです。
 
ちなみに、今回The Musical Tesla Coil Zeusaphone Z-60がその演奏中に使われた『夢みる機械』は1990年発表の曲。半分以上がナレーションで、ヒラサワさんの魅力的な話し声が堪能できる名曲です。(でも現代詩も真っ青なすごい詞なので、もし聞きたい方はお覚悟!)その中に『銅線コイルのトーテムに一礼する』というフレーズがあるのですが、その『銅線コイルのトーテム』こそが、この『Tesla Coil 』のことだったのです!ステージ上で『銅線コイルのトーテムに一礼する』を実現するのに、実に18年もの歳月を要したのでした...感慨!
 
テスラさんについて詳しくはコチラ→ニコラ・テスラ
 
 
えっと、みなさん...(^_^;)ここまでよろしいですか?
 
 
では続き参ります。
 
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平沢進 LIVE PHONON 2551(楽日)
 
2008年11月29日(土)18:30〜 東京キネマ倶楽部
 
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演奏曲リスト (()内は収録アルバム)
 
01. 救済の技法 (救済の技法)
02. ヴァーチュアル・ラビット 2 (SOLAR RAY)(間奏はIce9!!!!)
03. RIDE THE BLUE LIMBO (BLUE LIMBO)
04. ロタティオン(LOTUS-2) (賢者のプロペラ)
05. 達人の山 (賢者のプロペラ)
06. 作業 (愚者の薔薇園) (賢者のプロペラ)
07. 帆船108 (BLUE LIMBO)
08. 新曲1 (2009年発表予定新譜)
09. 新曲2 (2009年発表予定新譜)(間奏ギターはIce9使用)
10. 庭師KING (救済の技法)
10.5. 夢みる機械 (サイエンスの幽霊)
 
(パソコンの位置がThe Musical Tesla Coil Zeusaphone Z-60の横から、ステージ奥に変わっている。電磁波から逃れるためと思われる。しかしまたしても曲の真ん中辺りで突如音が止まる。パソコン再起動作業。)
 
MC
「ただでは終われないという...(苦笑)」
「皆さん今日は得をしました。もう一度頭からお目にかけましょう」
 
11. 夢みる機械 (サイエンスの幽霊)(今度は成功!)
12. WORLD CELL (救済の技法)
13. KINGDOM (SWITCHED-ON LOTUS)
14. Nurse Cafe (SIREN)
15. CODE-COSTARICA (白虎野)
16. 賢者のプロペラ 3 (SOLAR RAY)
 
(曲途中。フロア後方で誰か倒れたのをヒラサワさんが発見。それをスタッフに「あそこだ。はやく行け!」と指さしと表情で指示しながら、最後まで歌いきる。かっこいいいい!!!!!!!((>▽<))
 
17. TOWN-0 PHASE-5 (救済の技法)
 
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アンコール
18. パレード (白虎野)
 
「じゃ」と言って去る。
 
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MC
(フロアの客を端から端まで忌々しげに睨みつけたあと)
「うるさい。
 君たち、せっかくPAの××さんが渋いブルースを流してくれているというのに...
 (客爆笑)
 本日の2回の放電で、再び今日も時代がスリップした。
 時は1941年。さあ早く行ってバールハーバーの罠を阻止するのだ!」
 
 
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なぜ「1941年」で、なぜ「パールハーバー」なのかというと、昨日と同じ理由です(苦笑)。しかしそれに関する思想や歴史認識等々については、冗談(一応)としてスルーしておきましょう。この場合、個人的思想信条を披瀝するのが主目的ではありませんので。
 
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さらにここでもういっちょ、説明しておこう!
 
 
"The Musical Tesla Coil Zeusaphone Z-60" とは!?
 

 
(上の動画をご覧いただければどういうシロモノかは一目瞭然)
 
The Zeusaphoneは、その高電圧放電で実際に音楽を演奏することのできる、高性能のテスラコイルです。この驚くべき現象を理解する最も簡単な方法は、The Zeusaphoneを、大きなスピーカーとオーディオ・アンプとして考えることです。ちょうどスピーカーがある音を周辺に振動させるのと同じように、Zeusaphoneは電弧の振動を制御します。 ちょっと想像してみてください! 稲妻のパワーとあなたの好きなリフがジャムセッションするのです!ショーで、クラブで、博物館で、はたまたご家庭で楽しむために、このセッションを実行することができます。 その可能性は無限なのです!(www.zeusaphone.comより)
 
"The Musical Tesla Coil Zeusaphone Z-60" について、
詳しくはコチラ→zeusaphone.com
 
 
私が現場で見ていた限りでは、パソコンから送った信号により、Zeusaphoneの発する音と光の形状は連動して決まっていて、同じメロディを奏でた時の発光はいつも同じ形状でした。音を出してるのはパソコンじゃなくて、Zeusaphone自身なんですよね。ちゃんとZeusaphoneに向かってマイクが立ててあったし。すんごーい!!(@_@;)
でもこのZeusaphone。電磁波をシャットアウトする金網に入れられていても、コード等を伝って他の電子機器に影響を与える+周囲がオゾン臭くなるので、長時間の使用は今のところできないそうです。二日間の二度のパソコンフリーズは、間違いなくZeusaphoneのせい。
 
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さらにさらにワタクシの感想。
 
ヒラサワさんのフツーのライブには去年も行った(LIVE PHONON 2550)のですが、もうなんか、去年とは比べ物にならないくらい、良かったです!!!
個人的盛り上がり方が去年とは違ってたのと、内容的ににぎやかしい曲が並んでたのと、生きてる間に二度と聞けないと思っていた曲(「夢みる機械」)をやってくれたのと、新兵器のZeusaphoneの美しい青白いスパークと・・・そして何より、見たポジションが!!!!初日はヒラサワさんの真正面で前から5列目くらい。距離にして4メートルほどのところ。もうカッコイイのなんの!!声も絶好調で、凄かった!!!真ん中にいたから、スピーカー音の偏りも無く、快適そのもの!終演後、スタンディングで筋肉やられて、なかなか前に進まない足を引きずりながら、さゆぞうさんと二人、うわごとのように、『ああ・・よかったね〜・・(*‥*)』『ほんとに、よかったね〜・・(*‥*)』を繰り返しておりました・・・
 
二日目は、初日に見た「ビリビリ」(当日はZeusaphoneという名前がわからなかったので勝手に「ビリビリ」と呼んでた。)をもっと近くで見てみよう!ということで、Zeusaphoneの斜め前くらいに陣取り。それでも前から7列目くらいで、やはりヒラサワさんはよく見えて、やはりこの日もカッコよくって・・・でもかなりお疲れみたいで、声出にくそうで、最後は顔が縦方向に2センチほど長くなって、伸びてましたね。もう若くないので無理しないでください。
でもでも!こんなカッコイイ54歳のおぢちゃんは他にはいない!
上にも書きましたが、ステージで歌いながらもお客さんの様子がよく見えるんですねえ・・あの『指さしつつの賢者のプロペラ 3』!そして、2日間ともあった『マシン・トラブル』!『ヴァーチュアル・ラビット2』での『間奏生Ice9』!『ハイッ!ホウッ!』!手を挙げての『エントロピー!ネゲントロピー!』!『"銅線コイルのトーテム"に向かっての一礼』!『Tesla Coilの美しい光と激しい音』!『いつにも増しておかしいMC』!・・なんか、いっぱい見て聞き過ぎておなか一杯!!の二日間でした・・・
ああああああ、行って良かった・・・・・・・(/_;)
 
 
お〜土産〜は缶バッヂ〜 夜の砂場で・・回らないよ〜♪
でも金属製だから、お土産に磁石とセットでもらえば回せたかも・・
(上の写真参照。黄緑が初日。赤が楽日。ファンクラブ特典。)
 
 
余談:帰りのバスで全然眠れなかったので、ヒラサワさんがのたまった二日分のMCすべてをノーカットで、忘備録としてバスのウェブチケットのプリントアウトの裏に書いていたら、降車時に運転手さんに回収されてしまいました。「メモがあるから!」と抵抗したが、聞き入れてもらえなかった。「そんなに欲しけりゃ渡しますけど、内容を読んで驚くなよ〜!黒船にパールハーバーだ!うりゃ!」と思いつつ渡しました。ワタクシ、危険人物としてJRバスのブラックリストに載ったかもしれません・・・
 
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まだ続くぞ。次はワタクシの忘備録。
 
今回のライブでは、来春出る新しいアルバムから2曲演奏してくれました。
二日間で2回ずつ聞いたわけですが、その印象やどう聞こえたかをここに記録し、来春アルバムが発売された時、私の耳がいかに『空耳』であったかを検証してみたいと思います。
 
 
新曲1
 
イントロ。音の逆回転、又はアストロジックな短いフレーズが、間を置いて数回繰り返される。その直後お馴染み「僧侶のヴォーカルエンジン」が、アイヤアァアイイァアイエエーー、と登場。テンポが上がり、本編へ。低音が効いた暗い感じのメロディと、地を這うような囁きに近い歌唱がしばらく続いたあと、突如、重低音キーボードのメロディラインと、それにまったく同調した低音ヴォーカルのみが数フレーズ。次の瞬間、唐突に身をのけぞらせて凄いシャウト!(何とシャウトしているのかは聞き取れず)その後歌い上げる風のサビに入る。メロディラインは和風マイナー。後奏があり、エンディングはドゥワーン!みたいな音で、余韻無しに終了。
歌詞は、「旅立つ日〜」「みまかる空には〜」「ひーや ひーや!」「なにゆえ〜」「知らされぬまま〜」というのが聞こえました。さゆぞうさん情報では「思い出せないなにゆえ」のリピート有り、と。全体の意味的には、「私たちはなんで、知らぬ間にこんなことになってしまったのだ!」みたいな内容に聞こえた。
 
 
新曲2
 
ウニャンニャ♪ウニャンニャ♪というキーボードの音で始まる。最初からアップテンポ。「ああ!キタキタ!核Pキターーーッ!」みたいな(笑)1コーラス目2コーラス目の間に、「ラーッタラッタラッ♪ウゥ〜ウッ♪」という、ヒラサワ自身の生ヴォーカルによる、皮肉たっぷりな合いの手が入る。間奏ではギター(Ice9)が、マイナーだけど一歩間違うとサーフ・サウンド(ベンチャーズかよ!)みたいな、ノリノリのフレーズを奏でる。ソロにこんなフレーズが来るとは!という意外性。でも、歌詞はよく聞き取れなくても、相当辛辣であることは曲が始まってすぐにわかる。軽快なサーフ・サウンド風に踊らされながらも、「でも、こんな地獄のような歌詞で踊らされている私たちって・・・」と、躊躇させられる曲。
歌い出しは「地下鉄はカタコンベへ〜」。その他、人によっては他にも色々と怖い単語が多数聞き取れた模様。こわーーーー!!!
 
 
知らない曲+ライブということで、歌詞の聴き取りはほぼ不可能。
来春が楽しみです!!(^_^)
 
 
それから、出囃子としてリピートして使われていたキーボードの短いフレーズ(「ピャ〜 ピャ〜 ピャラララ〜♪ ピャ〜 ピャ〜 ピャラララ〜ン♪」)は、ひょっとして、例の『9曲目のたった4小節をウエンディー母さんに捧げる』ではないのかと、予測。客入れ時に流れていたのも"ウエンディー母さん"の「Secrets of Synthesis」(確証無し)だったようだし。このCDは非常に良かったので、買います。
 
 
最後に、終始客席をクルクル回りながら照らしていた、スポットの『角砂糖様キューブ模様』は、次のアルバムの布石でありやなしや!?すべての謎は、来年解ける!
 
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はあああああああああ〜。
 
というわけで、一気にレポートいたしました。
 
ここをご覧の方にはほとんど何の興味も無いことばかり。
 
もし全部読んだ人がいたら、白状してください。
 
点呼を取ります(!)
 
 
 
二日間のライブが終わって、なんか世界がガラッと変わった。
 
帰ってきてから、今からやるべき事をツラツラと考えて、
 
それを間髪入れずに、さっそく実行してます。
 
さっそく次の制作にかかってます!
 
ヒラサワさんからそういうパワーを3年分くらいいただいてきたので、
 
それ使わせてもらいます!
 
ここにこんなにカッコよくてかわいくてとんでもなくおかしい、でも良い声の、
 
もの凄い54歳が居るんだから、私も頑張らないと!
 
という気持ちを新たにした、東京弾丸ツアーでした。
 
 
 
 
 
ヒラサワさんはやっぱり、マイ・タマダー(ふつうじゃない!)だった!!ヽ(^-^)丿
 
 
 
 
 
(今回のリポートは他の方の書かれたものとさゆぞうくんと私の記憶をすりあわせて書きました。ありがとう「他の方」と、さゆぞうくん!今後も誤りを発見されたり新たな記憶が蘇ったら、どしどしコメントお待ちしているぞ!!)