川畑太展&粟ぜんざい対決! ― 2010年12月08日 21時57分09秒
え〜、今年も押し迫って参りましたが。
またしても京都に行って参りました。
第一の目的は、友人ふとちゃの個展を見に。
まだ見てない方はコチラ→『川畑太展』
ギャラリー ヒルゲート
12月7日(火)〜12月12日(日)
12:00AM〜7:00PM(最終日は5:00PMまで)
京都は寺町通の三条通と姉小路通の間にあります。
1階と2階全部に作品展示してあります。
見応えありますので、気に入った方はぜひ!
ふとちゃとは、日本の将来が暗い話や、
いいトシこいて他人様に怒られてショゲてる話など、
けっこうなトホホ話に終始。
でも、一個お勉強した。
現在日本人洋画家で一番値段が高いのは、
K谷K二氏を抜いて、M本S介氏になったんやって。
へー。
* * *
そして、第二の目的。
『粟ぜんざい』食べ比べをして参りました!
覚えておられる方はそうないと思いますが、
今年、東京へ行った時の記事。
『東京への旅2010』(2010年3月10日)
この中で、『竹むら』(東京・神田)と『梅園』(東京・浅草)で、
粟ぜんざいなるものを初めて食べて来ました。
帰って来てからその話をすると、京都人に、
「えー!粟ぜんざいは昔から京都にありますよ〜!」
と、呆れられてしまい、ビックリ!
今までそんなんあると知らんかった!
先日京都へ行ったときに甘味処を見つけるとお品書きを見て、
確かに『粟ぜんざい』があることを確認!!
その時は時間が無かったので食べられなかったけど、
昨日は食べる気満々で行って参りました。
色々検索した結果、ここがどうやら一番人気らしいと踏んだ、
『月ケ瀬』さんへ!
以下、写真&リポート。
外観である。
つくりは落ち着いた京長屋。
小さいお座敷もあり。奥には小さなお庭もあり。
これが月ケ瀬さんの「粟ぜんざい」(¥900)である。
ちょいとお高め。京都の雅価格ということどすか???
分かりやすいように、上にかかってる餡をへつって粟を露出させてみた。
薬味は昆布の佃煮。やはり関西は昆布文化なのだった。
(東京では薬味は紫蘇の実なのである)
さて、いざ賞味!
食べてみた感想。
餡なめらか。クリーミー。餡美味しい!
『竹むら』(東京・神田)も『梅園』(東京・浅草)も、
餡に関しては他の追随許さず。
ぶっちぎり『月ヶ瀬』さんに軍配!
次、粟。
つぶつぶ感はかなり良し。
でも、もっちり感にはかなり欠ける・・・
うーん。
こと、粟に関してだけ言うと、
『竹むら』(東京・神田)、『梅園』(東京・浅草)が上。
(『梅園』はやや粘り過ぎだったけどね)
というわけで総合判定。
1位『竹むら』(東京・神田)
2位『月ヶ瀬』(京都・河原町)
3位『梅園』(東京・浅草)
以上の結果となりました。
やっぱり、「餡は関西」やね。これはハッキリした。
今ベスト・オブ・粟ぜんざいを作るとすると、
「『竹むら』の粟餅に、『月ヶ瀬』の餡をかけたもの」
と言えるかと。
もちろん、薬味は昆布にしとおみ!(←京都弁也)
さて、白熱して参りました、『粟ぜんざい対決』。
次はあなたの街の『粟ぜんざい』が登場するかも!?
全国の粟ぜんざい情報、お待ちしております。
ではまた、次回をお楽しみに!!!
(え、続くの?・・・・・)
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次回予告。
次回は大阪・信濃橋画廊で開かれる展覧会のお知らせ。
しばし待たれよ。
アディオス・アミーゴ!
(o ̄∀ ̄)ノ
『1日だけの展覧会 ハガキ』 ― 2010年12月19日 18時13分04秒
『1日だけの展覧会 ハガキ』
信濃橋画廊(大阪)
2010年12月27日(月)
11:00〜19:00
信濃橋画廊にかかわりのあった作家有志による、
自主企画の展覧会です。
(発起人の皆様、ありがとうございました。)
ハガキサイズの作品を展示します。
恐らく参加作家は数百人単位になると思われます。
(※たった1日だけの展覧会です。ご注意ください。)
もしお時間の許す方がいらっしゃれば、ぜひ足をお運び下さい。
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私も今まで大変お世話になってきた画廊、信濃橋画廊さん。
本当に、最後の展覧会です。
この1日だけの展覧会をもって、信濃橋画廊は45年の歴史に幕を閉じます。
(※今回、DMはお送りできません。このブログをご覧いただくのみです。ごめんなさい。)
今まで、ハガキの地図だけだとよく道に迷われる方があったので、
普通の地図も載せておきますね。
信濃橋画廊さんでは、2度の個展と、グループ展に何度も参加させていただきました。
私は信濃橋画廊の展示空間が大好きでした。
特に、5階の『信濃橋画廊5』。
私は制作ペースが遅く多作でなく、
通常サイズのギャラリー空間を埋めるのが困難なので、
コンパクトに小さくまとまっていて、しかも、
部屋にたどり着くまでに、エレベーターに乗り、
さらに途中で階段を上がって、
最後にドアを開けなければ辿り着けないという、
この秘密基地のようなワクワクする作りの部屋が、大好きでした。
展示室の隣にも部屋があり、控え室として使えました。
個展中に風邪をひいて熱を出していた時は、
お客さんが途切れると、コートにくるまり、
控え室のソファに横になっていました。
4階で降りるところを間違って下の階でエレベーターのドアを開けてしまい、
ゴウゴウと燃え盛る陶を焼く炎が現れ、慌ててドアを閉じたこともありました。
(このビルはだから「陶磁器会館」なのです!)
すぐ横を走っている阪神高速の振動が伝わって来て、
常にビルごとガタガタと振動してましたね。
『信濃橋画廊5』は2週間お借りできるので、十分な期間の長さがあり、
良い画廊なのにレンタル料は格安で、大変有り難かったです。
本当に、この部屋に住みたいくらい、好きでした。
(来て下さったことのある方は、よく分かっていただけると思います。)
東京へ展示会場を探しに行った時の基準も、『信濃橋画廊5』の空間でした。
いつでもあの部屋が念頭にありました。
『「信濃橋画廊5」と同等か、それ以上の展示空間』
この先もずっと、私の会場選びの基本は『信濃橋画廊5』で変わりません。
学生時代に見ていた雑誌「美術手帳」の展覧会評に、
よく信濃橋画廊の展覧会が写真入りで掲載されていて、
そういう意味でも、ここは憧れの画廊でした。
個展をさせてもらおうと、初めて作品ファイルを持って行った日のことは、
よく覚えています。
今でも、あの作品でよくぞOKがもらえたことだと思います。
実際に個展で発表した作品とは、全然違う作品でしたから(!)
自分が展示をさせていただく立場になって以降は、
同時期に地下の大きな部屋で有名な方が展示をされていたり、
大御所の作家さんがフラッと来られたり、
ドキドキするような体験もさせていただきました。
初めて見ず知らずの方に作品を買っていただいたのも、ここででした。
色々な思い出があります。
オーナーと、スタッフの方にも良くしていただきました。
私は大阪から離れた所に住んでいて、年に1度も画廊を訪ねないのは普通でした。
そのように非常に不義理をしていたにもかかわらず、
グループ展の企画があると、お声かけ下さったり、
何よりも、そうやって私ごとき者のことを覚えていてくださった。
そのことにとても感激し、今も感謝しています。
私はこの数年は大阪以外の土地での個展が続いていましたが、
『信濃橋画廊があるから。いつかあそこに帰ればいいから。』
そう思っていました。
それだけに、今年届いた「閉廊のお知らせ」はショックでした。
もう、帰るところが無くなった・・・
それでも、私の制作は、これからも続いていきます。
信濃橋画廊のオーナー、スタッフの方。
この画廊で、私は育てていただきました。
本当にありがとうございました。
12月27日は、仕事を早めに切り上げ、閉会に間に合うよう、会場に参る予定です。
(※前回記事までにいただいたコメントについては後日お返事します。)
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